深くて艶やかな群青色のラピスラズリ。
最も古くから人々と関わってきた鉱物の1つで、様々な歴史と言い伝えを持つ石です。
紀元前3000年頃にはエジプトで、宝飾や工芸品として使われ、
また中世ヨーロッパの絵画の世界おいては
「ウルトラマリン(海の向こうから来た)」
と呼ばれ、その貴重さゆえに
使うのは聖母マリアやキリストのローブを描く際に限られた時もあったほどだとか…
日本では 「瑠璃」 と呼ばれ、正倉院御物の中にありますね。
仏教の 「7宝」 の1つでもあり、特に奈良時代において、人気が高かったといわれています。
ラピスラズリはよく知られているし、簡単に入手できる石ではありますが、
個人的には、なかなか思うような色合いのものに遭遇できずにいた石で、
最近ようやく、これは!という出会いがあり、はじめてネックレスにすることが出来ました。
写真ではその色合い、艶感がなかなか再現できずに残念ですが、
少しでも「王者らしい、堂々とした、高貴な…」という 「ロイヤル」 にふさわしいラピスラズリだと感じていただければ嬉しいです。